海外での生活にご不安な方もいらっしゃるでしょう。イタリア、ベローナでの暮らしにまつわる情報をご紹介します。

     
 
■言葉について
ヨーロッパではホテルやブランドショップなど観光客相手のところでは英語が通じますが、それ以外ではイタリア語が主になります。したがって個人旅行でいわゆる観光地以外のところを訪ねようと思うと、辞書を片手にゼスチュアを交えてのボディーランゲージでアピールすることになります。

なまじの英語で通用しないよりも最初からゼロなのですから精神的には落ち込まないですむでしょう。ちょっとした挨拶、チャオやボンジョルノ、感謝の言葉グラツィエがよどみなく出るようになると喜ばれます。通訳サービスは基本的な生活サポートに関しては含まれていますが、追加も可能です(有料)。

 

 
1年に1〜3ヶ月ほど日本からイタリア語を学びに、若者からシルバー世代まで大勢来られます。イタリア語の発音は日本語とほぼ同じなので取り組みやすいといえるでしょう。私も発音では欧米人よりもスムーズで唯一ほめられました。  

■生活費
ユーロ導入前までは物価が半分くらいに感じられましたが、いまはかなりのインフレです。しかしまだ交通費は安く、レストランはピンからキリまでありますが食材は割安です。カフェテリアで食事をすると20ユーロくらい、単品に飲み物だと12ユーロくらいです。 一般レストランは夕食だと飲み物ぬきで30ユーロ。

■お買物
いわゆるブランド品は中心街のヴィア マッツィーニに集中しています。ヴェローナはイタリア第四の観光都市のためグッチ、ルイヴィトン、ブルガリ、エルメス、アルマーニなどなど主要ブランドが勢ぞろいです。

その他高級デパートコインやユーピムも覗いてみる価値があります。日用品は市内の専門店やスーパーマーケットが幾つかありますが、ヴェローナ市民は週末などに郊外の大型にスーパー買出しにでかけます。ここには専門店やレストラン、映画館などもあるのでご案内しましょう。


洋服、靴、スポーツ用ウエアなどのブランドのアウトレットが近郊にあり、時期によっては大変お買い得です。婦人向けの仕立て屋さんもあり、好みの生地でオーダーメードの洋服を安価でしつらえることができます。また以前アルマーニの縫製工場だったところでイタリア製紳士用スーツをオーダーするというのはいかがでしょうか。イタリアで感じるのは都市と地方の差がないこと。片田舎に素敵なお店があり、洒落たオリジナルな商品を並べていたりするのをよく見かけ、ドライブ途中に思わぬ買物をしてしまったりします。

                 
■市内の交通
市内はバス便のみなので必然的に歩くことが多くなり、健康的生活を送れます。また中心部は車を制限しているので、気持ちよく散策できます。ちなみにヴェローナの歩道はほとんど薄いピンクの大理石でできていて、よく見るとアンモナイトの化石、それも大きいものは4,50センチのものをあちらこちらに見つけられます。また街は平坦なので自転車が最適。石畳で少々道がでこぼこですが、私も普段は自転車です。

ヴェローナのバスは1ユーロで1時間乗り放題。また近郊の主要都市間の電車代は、ミラノやヴェネチアまでは急行2等片道12〜13ユーロ。両方とも1時間半弱くらい乗っているわけですから格安といえるでしょう。またイタリアは電車の車両がゆったりしていて急行は新車両が多いので、1等の必要はまったくありません。コンパートメントという6席1室の車両は空いているときには1等よりも快適です。
                 
■レストランとアグリツーリズモ
イタリアも車社会で、素敵なレストランは大抵郊外に点在しています。イタリア人に連れられて人里離れた田舎道を走っていると突然あかぬけた大きなレストランにたどりつき、駐車場は車でいっぱいという状態です。またもっと田舎に行くとアグリツーリズモという農家がやっている食堂があり、これは食材の自給率が定められているので、とれたての野菜や肉類、自家製ワインなど、地方色豊かな食事を味わえます。食堂といっても普通のレストランをしのぐようなインテリアのところもあり、その上値段もずっと安いという二重の利点があります。
                 
■ カンティーナ(ワインの醸造所)
ヴェローナのあるベネト地方はワインでも有名です。車で15分も走ると見渡す限りのぶどう畑が連なっています。そして街道のそこここにカンティーナがあります。歴史を誇るカンティーナから、現代的なステンレスのサイロ状のタンクが並ぶ工場まで、カンティーナでは自由にワインの試飲ができます。専用のサロンで立派なグラスに注いでくれるところやワインの蛇口をひねってセルフサービスで飲めるところまで多種多様ですが、気をつけないと飲みすごしてしまいます。なにしろひとつのカンティーナで何種類ものワインを作っているのですから。

気に入ったワインはその場で買うことができます。ふつうは半ダースが単位ですが1本からでも大丈夫です。イタリア人は15から30リットル入りのガラスの容器で買っていきます。赤ワイン、白ワイン、赤や白の発泡酒、デザートようの甘いワイン、アルコール度数の高い食後酒のグラッパなどイタリアのワイン文化にふれることができます。
■夏の芸術フェスティバル
7月、8月はイタリア各地で多くの音楽、演劇・舞踊などのフェスティバルが開かれます。ヴェローナでも紀元1世紀に建造された野外劇場でオペラの5作品が日替わりでほとんど毎日上演されます。ローマのコロシアムと同様の建物ですが、このように活用されている現存する最古の建物といわれています。この野外オペラは世界的に有名で、世界中から観客が集まります。カレーラスやドミンゴも2、3年前に出ていたほど世界的なレベルです。
 
観客は配られる小さなろうそくを灯し、観客席いっぱいにあかりがちらちらとゆらぎ、その炎がもえつきるころ序曲が終わって第1幕が開くという、劇的な演出をぜひ一度お楽しみください。またアディジェ河畔の半円形のローマ劇場、これもローマ時代のものですが、シェクスピア劇やダンス、バレエが毎夜演じられます。これも世界一流のバレリーナや音楽家たちによるものです。
     
 
ヴェローナにはたくさんの広場や教会がありますが、そこでも夜にはジャズ、カンツォーネ、ロックといったコンサートが催され、多くが無料です。
     

フェスタ(お祭り)


イタリアではフェスタが盛んで、とくに夏は近郊のどこかで必ずといっていいほどフェスタをやっています。野外のカフェテリア、遊園地、売店、ダンスホールなどが突如として出現し、真夜中まで不夜城のように輝くスポットになります。家族ずれで参加し、飲み食べ踊るの楽しみのようです。

 

     
■メルカート(露天市場)
曜日ごとに骨董市、洋服や靴といった日用品の市、生花、家具、ガラスや陶器、本といった工芸品などのメルカートが立ちます。ひやかしたり、たまには掘り出し物を見つけたりするのも外国ぐらしの楽しみのひとつです。
■教会
ヴェローナにはいったい何百の教会があるでしょうか。大きなモニュメントから住宅規模の小さなものまで数限りない感じです。朝夕には鐘の音が鳴り響き合って、外国に居るのだといまさらながらに実感されることでしょう。
夕方や日曜日にはミサが行われ、カトリックという土台骨の上にあるイタリアを見ることができます。大抵の教会は中に入れますので、ロマネスク、ゴシック、バロックといった様式の違いなどもみどころです。パスクア(復活祭)やナターレ(クリスマス)にはインテリアをライトアップするので天上の絵や装飾なども詳細に見ることができます。。
   
■ジョギングとサイクリング
日曜ごとに走っているクラブが幾つかあるので参加できます。10キロから20キロのコースで毎回異なるコースを走ります。貸し自転車があるので、近郊をサイクリングするのもまた爽快です。アディジェ川沿いに専用のコースもあります。またガルダ湖畔めぐりも最高。
   
■ハイキング
近くには丘や山あり、湖や川ありなので、ハイキングの個所には事欠きません。気候のよい季節に昼食持参で歩きまわるコースをご紹介します。
   
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